JT2-C20歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

宝暦事件・明和事件について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

尊王論を説いた竹内式部や山県大弐が処罰された事件

背景・因果

宝暦事件(1758年)では公家に尊王論を説いた竹内式部が追放され、明和事件(1767年)では『柳子新論』の山県大弐が死刑となった。幕府は天皇を尊ぶ議論が幕府批判に転じることを警戒した。

覚えるポイント

蘭学弾圧の蛮社の獄(1839年)との区別。尊王論はやがて幕末の尊王攘夷運動へ合流していく、という長期の流れで捉える。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「蘭学者が弾圧された事件」
蘭学者を弾圧した代表事件は1839年の蛮社の獄である。宝暦・明和事件はそれより前の尊王論事件である。

② ❌ 誤答「キリシタンが摘発された事件」
キリシタン摘発ではなく、天皇を尊ぶ政治思想に対する幕府の警戒から起こった。宗教禁制事件との対応が異なる。

③ ✅ 正解「尊王論を説いた竹内式部や山県大弐が処罰された事件」
宝暦事件では竹内式部、明和事件では山県大弐らが尊王論を説いたとして幕府に処罰された。18世紀の尊王思想への弾圧である。

④ ❌ 誤答「百姓一揆の指導者が処刑された事件」
処罰対象は尊王論を説いた学者・公家らで、百姓一揆の指導者ではない。年貢減免を求める農民運動とは性格が異なる。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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