JT2-D21|歴史総合・日本史探究 対策問題
1949年のドッジ・ラインの内容として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
超均衡予算と1ドル=360円の単一為替レートでインフレを収束させた
背景・因果
GHQ財政顧問ドッジは、超均衡予算・補助金削減・1ドル=360円の単一為替レート設定でインフレを一気に収束させた。しかし深刻な不況(安定恐慌)と人員整理を招き、下山事件などの怪事件も起こった。
覚えるポイント
税制はシャウプ勧告(直接税中心主義)とセット。「傾斜生産(インフレ)→ドッジ(デフレ)→特需(回復)」の景気の振り子で覚える。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「超均衡予算と1ドル=360円の単一為替レートでインフレを収束させた」
ドッジ・ラインは歳出と歳入を一致させる超均衡予算と1ドル360円の固定為替レートを採用し、インフレを収束させた。一方でドッジ不況も生んだ。
② ❌ 誤答「赤字国債の大量発行で景気を刺激した」
赤字国債や補助金を抑える緊縮政策で、財政支出を大量に増やす景気刺激策ではない。均衡財政が中心だった。
③ ❌ 誤答「変動相場制を導入した」
導入したのは1ドル360円の単一固定相場である。変動相場制への移行は1973年で、約24年後である。
④ ❌ 誤答「農地改革を中止させた」
農地改革を中止する政策ではなく、財政・金融の安定化策である。農地改革はすでに占領初期から実施されていた。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。