JT3-D33|歴史総合・日本史探究 対策問題
1949年のドッジ=ラインの内容として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
赤字を許さない超均衡予算と1ドル=360円の単一為替レートを設定した
背景・因果
戦後インフレを収束させるため、GHQ財政顧問ドッジは1949年、赤字を許さない超均衡予算の編成と、1ドル=360円の単一為替レート設定を指示した(ドッジ=ライン)。インフレは収まったが深刻な不況(安定恐慌)となり、人員整理が相次いだ。税制面ではシャウプ勧告が直接税中心主義を打ち出した。
覚えるポイント
「傾斜生産方式(1946年・インフレ促進側)→ドッジ=ライン(1949年・引き締め)→朝鮮特需(1950年・回復)」の経済の流れは整序・グラフ問題の超定番。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「赤字を許さない超均衡予算と1ドル=360円の単一為替レートを設定した」
1949年のドッジ=ラインは赤字を認めない超均衡予算を組み、1ドル=360円の単一為替レートを設定した。インフレは収束したが、安定恐慌と失業を招いた。
② ❌ 誤答「赤字国債の大量発行で景気を刺激した」
赤字国債の大量発行で需要を刺激する政策ではなく、政府支出を抑える厳しい引き締め策だった。均衡予算によって復興期のインフレ抑制を目指した。
③ ❌ 誤答「変動為替相場制へ移行した」
1949年に設定したのは1ドル=360円の固定レートで、変動為替相場制への移行は1973年である。制度変更の時期が24年ずれる。
④ ❌ 誤答「傾斜生産方式を初めて導入した」
石炭・鉄鋼へ資材を集中する傾斜生産方式は1946年から実施された。ドッジ=ラインはその後の1949年に財政・金融を引き締めた政策である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。