JT2-D31|歴史総合・日本史探究 対策問題
田中角栄内閣の政策とその影響について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
日本列島改造論の下で開発期待が高まり、地価が高騰した
背景・因果
田中角栄内閣は日本列島改造論を掲げ、新幹線・高速道路網による地方工業化を構想した。開発期待から地価が高騰し、石油危機と重なって狂乱物価を招いた。
覚えるポイント
列島改造(1972年)→石油危機(1973年)→狂乱物価、の順序と相乗効果が問われる。日中共同声明も同内閣。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「緊縮財政で物価が安定した」
積極的な公共投資・開発構想で地価と物価が上昇し、緊縮で安定させた政策ではない。第一次石油危機もインフレを深刻化した。
② ❌ 誤答「農地改革を再実施した」
農地改革は占領期に実施され、田中内閣が再実施したのではない。列島改造は国土開発・交通基盤整備を中心とした。
③ ❌ 誤答「首都を大阪へ移転した」
首都を大阪へ移す政策ではなく、新幹線・高速道路などで地方と大都市を結ぶ国土開発構想だった。東京は首都のまま存続した。
④ ✅ 正解「日本列島改造論の下で開発期待が高まり、地価が高騰した」
田中角栄は日本列島改造論を掲げ、交通網整備と地方開発への期待から土地投機が広がり地価が高騰した。過剰流動性と物価上昇も重なった。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。