JT3-B22|歴史総合・日本史探究 対策問題
1588年の刀狩令の目的として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
農民から武器を取り上げ、一揆を防いで兵農分離を進める
背景・因果
秀吉は1588年の刀狩令で農民の武器を没収し、方広寺大仏の釘に使うと称して一揆を防止した。さらに1591年の人掃令で武士・町人・百姓の身分間の移動を禁じ、兵農分離を確立した。武士は城下町に住み、百姓は耕作に専念する近世社会の骨格ができた。
覚えるポイント
「刀狩=農民のみが対象(武士の帯刀は前提)」を取り違えない。検地・刀狩・人掃令の3点セットで兵農分離、という構造で覚える。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「農民から武器を取り上げ、一揆を防いで兵農分離を進める」
1588年の刀狩令は農民から刀・槍・鉄砲などを取り上げ、一揆を防止して耕作へ専念させた。検地・人掃令とともに兵農分離を進めた。
② ❌ 誤答「武士の帯刀を禁止して平和を実現する」
武士の帯刀は禁止せず、武士を武器保持・軍事担当の身分として城下町へ集めた。刀狩の主対象は農民である。
③ ❌ 誤答「刀剣の輸出を振興する」
目的は国内から武器を回収して農民を統制することで、刀剣輸出産業の振興ではない。大仏の釘にするという名目も用いた。
④ ❌ 誤答「農民を兵士として動員しやすくする」
農民の武装を解いて兵士化を防ぎ、武士と農民を分ける政策である。農民動員を容易にするという説明は因果が逆である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。