KZ-R6HB-08歴史総合・日本史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(日本史B)

グラフ1・2は1865年と1867年の輸入品の構成を示す。小銃など武器類の割合が増えた背景として最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-08の問題図版
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正解: 4

正解

倒幕の緊張が高まり、幕府や諸藩が軍備を強化したから

背景・因果

1865〜67年は薩長同盟(1866年)など倒幕への緊張が高まった時期で、幕府・諸藩が競って洋式武器を輸入した。1867年のグラフで武器・艦船の割合が増えるのはその反映である。

覚えるポイント

2つの円グラフの武器類の割合の変化を比べる。1865→67年=薩長同盟・倒幕緊張期という時代背景と重ねる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「武器の国産化が完全に成功したから」
武器の国産化が完全なら輸入武器の構成比が急増する必要はない。当時は国産化も進んだが、軍備競争のため外国製兵器を大量に購入した。

② ❌ 誤答「戊辰戦争がすでに終結していたから」
戊辰戦争は1868年に始まり、1869年に終結した。グラフの1865年と1867年はいずれも開戦前であり、戦後の状況ではない。

③ ❌ 誤答「攘夷が成功して外国船が減ったから」
攘夷運動は外国勢力を排除できず、開港場を通じた貿易と武器輸入は拡大した。輸入総額の増加も外国船が減ったという説明に反する。

④ ✅ 正解「倒幕の緊張が高まり、幕府や諸藩が軍備を強化したから」
1865〜67年は薩長同盟や第二次長州征討を経て倒幕の緊張が高まり、幕府・諸藩が小銃や艦船など洋式兵器を輸入した。グラフで武器類の割合が増す背景に当たる。

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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