KZ-R7H-07|歴史総合・日本史探究 対策問題
1913年の新聞に掲載されたミルクキャラメルの広告からは、どのような社会の変化が読み取れるか。

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正解: 2
正解
新聞広告を通じて工場生産の食品が全国に宣伝される、大衆消費社会の芽生え
背景・因果
工場で大量生産された菓子が全国紙の広告で宣伝されるのは、都市化とメディアの発達が生んだ大衆消費社会の入り口を示す。第一次世界大戦期の大戦景気が、この流れをさらに加速させた。
覚えるポイント
広告は「売るために作られた資料」。書かれた効能をそのまま信じるのではなく、誰に何を買わせたいのかという意図を読む。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「新聞が特権階級だけのものだったこと」
日刊新聞の普及は都市の幅広い読者を対象とする広告媒体を生み出した。特権階級だけが読む媒体なら、大衆向け菓子を全国へ宣伝する効果は乏しい。
② ✅ 正解「新聞広告を通じて工場生産の食品が全国に宣伝される、大衆消費社会の芽生え」
1913年の新聞に工場生産されたミルクキャラメルの広告が載ることは、新聞を介して多数の消費者へ商品を宣伝する大衆消費社会の芽生えを示す。広告の商品名や媒体そのものが手掛かりである。
③ ❌ 誤答「食品はすべて自給自足されていたこと」
全国へ販売する菓子の広告が存在することは、食品が自家生産だけでなく市場で購入された証拠である。すべて自給自足という説明とは逆である。
④ ❌ 誤答「広告が法律で禁止されていたこと」
新聞紙面に実際の広告が掲載されているため、広告が法律で全面禁止されていたとはいえない。企業は広告を使って大量生産品の需要を広げた。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。