KZ-R7T-07|歴史総合・日本史探究 対策問題
図1には小袖を着た少女が描かれている。小袖について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る
正解: 2
正解
もとは下着や庶民の衣服だったが、のちに表着として身分をこえて広がり、和服の原型となった
背景・因果
小袖は袖口の小さい衣服で、庶民の衣服・下着から出発し、中世以降表着として身分をこえて定着、現在の和服(着物)の原型となった。衣服という身近な事象から時代をたどる歴史総合らしい題材。
覚えるポイント
小袖は「下着・庶民の服→表着として身分をこえて定着」という下から上への普及。束帯など公家装束との対比で問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「宮中の女性の正装で、庶民は着用できなかった」
宮中女性の正式な装束には女房装束などがあり、小袖を庶民が着られなかったわけではない。むしろ庶民の衣服から表着へ広がった点が重要である。
② ✅ 正解「もとは下着や庶民の衣服だったが、のちに表着として身分をこえて広がり、和服の原型となった」
図の小袖は、もとは下着や庶民の衣服として用いられ、中世以降は身分をこえて表着へ発展した。現在の着物の原型に当たる。
③ ❌ 誤答「武士だけが着用を許された衣服である」
小袖は武士だけの専用衣服ではなく、公家や武家、町人などへ広く普及した。図に少女が描かれていることも武士限定という説明に合わない。
④ ❌ 誤答「明治時代に西洋から伝わった衣服である」
小袖は中世までに成立・普及しており、明治期に西洋から伝来した洋服ではない。和服の歴史の中で形を整えた衣服である。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。