KZ-R8T-06歴史総合・日本史探究 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和8年度 追・再試験

図1は『延喜式』に記された漆の貢納国を示す。『延喜式』の説明として最も適切なものはどれか。

KZ-R8T-06の問題図版
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正解: 2

正解

10世紀前半に完成した、律令の施行細則をまとめた法典

背景・因果

『延喜式』は927年に完成した律令の施行細則で、諸国の貢納品など行政の実務規定を含み、古代の地方支配を知る基本史料である。御成敗式目(武家法)と混同しない。

覚えるポイント

『延喜式』=律令の施行細則(927年完成)という法典の性格を問う。御成敗式目(武家法)・公事方御定書(幕府法)と、法の系統ごと区別する。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「明治政府の税制を定めた条例」
明治政府が地租改正条例を公布したのは1873年である。『延喜式』は古代の律令の施行細則で、近代税制を定めた条例ではない。

② ✅ 正解「10世紀前半に完成した、律令の施行細則をまとめた法典」
『延喜式』は律令の具体的な施行細則をまとめ、927年に完成した法典である。図の漆をはじめ諸国の貢納品を記すため、律令国家の行政実務を知る史料になる。

③ ❌ 誤答「鎌倉幕府が定めた武家の法典」
鎌倉幕府が1232年に制定した武家法は北条泰時による御成敗式目である。『延喜式』はそれより約300年前の律令国家の法典である。

④ ❌ 誤答「江戸幕府の対外政策をまとめた法令集」
江戸幕府の対外政策に関する触書や法令を集めたものではない。『延喜式』は10世紀前半に成立し、諸国の貢納など律令行政を規定した。

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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