DA-S06|情報Ⅰ 対策問題
「アイスの売上」と「熱中症の搬送者数」に強い正の相関があった。この解釈として最も適当なものはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
疑似相関(相関≠因果) を問う問題です。第3の共通要因を疑う姿勢が問われます。
解説
2つの量に強い相関があっても、一方が他方の原因だとは限りません。両方に影響する第3の要因(交絡因子)があると、直接の因果関係がなくても相関が現れます。これを疑似相関といいます。
この問題では「気温」がその第3の要因です。気温が上がる→アイスが売れる、気温が上がる→熱中症が増える、という2本の因果が同時に働くため、アイスの売上と搬送者数は「一緒に増減する」ように見えます。しかしアイスと熱中症の間に直接の因果はないので、選択肢3のようにアイスの販売を禁止しても熱中症は減りません。
解く手順としては、相関が示されたら(1)「AがBの原因」「BがAの原因」「共通の要因Cがある」「偶然」の4つの可能性を並べ、(2)題材の中に共通要因の候補(季節・気温・年齢など)がないかを探します。因果を確かめたければ、他の要因をそろえた比較(実験や層別の分析)が必要です。
「相関関係は因果関係を意味しない」は、共通テストのデータ分析の考察問題で最も繰り返し問われる考え方の一つです。もっともらしい因果の物語を語る選択肢ほど、共通要因の可能性を疑ってかかりましょう。
選択肢の確認
1.○ 気温という共通要因(交絡因子)による疑似相関の可能性が高い、という慎重で正しい解釈。
2.× 相関から因果へ飛躍している。直接の因果は示されていない。
3.× 誤った因果理解に基づく対策。原因(暑さ)に手を打たなければ効果はない。
4.× 相関がどれほど強くても、それだけでは因果の証明にならない。
ここだけは覚えよう
強い相関を見たら第3の要因を疑え — 相関≠因果。気温のような共通要因が疑似相関を生む。