DA-S11情報Ⅰ 対策問題

データの活用思考・計算

「スマートフォンの使用時間が長い生徒ほど学業の時間が短い」という仮説を、あるアンケートデータで検証したい。データだけからは分析できない仮説はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

仮説の検証(収集した項目についてのみ可能) の見極め(試作問題 第4問 問1と同型)です。「その項目は集めたか」を確かめます。

解説

データ分析は万能ではなく、手元のデータに含まれる項目についてしか検証できません。仮説を立てたら、分析を始める前に「この仮説に答えるための項目は収集済みか」を確認する必要があります。

解く手順は単純です。(1)各仮説に登場する変数(項目)を書き出す、(2)それがアンケートで収集した項目の中にあるかを照合する、(3)1つでも欠けていれば「このデータでは分析できない仮説」と判定する。選択肢1の「朝と夜どちらに長く使うか」は、使用時間の合計とは別の「時間帯」という情報であり、収集していなければどう工夫しても検証できません。

一方、使用時間と学業時間の相関(選択肢2)は散布図や相関係数で、グループ間の差(選択肢3)は使用時間で分けた2群の比較で、使用時間と睡眠時間の関係(選択肢4)は両方収集済みなら同様に分析できます。「合計は分かるが内訳(時間帯)は分からない」という区別がこの型の急所です。

試作問題でも、生活時間のデータに対して「朝よりも夜に長く使っている傾向」という仮説だけが分析できない(時間帯のデータがないから)が正解でした。共通テストでは「このデータから分析できない仮説はどれか」という否定形で問われるのが定番です。

選択肢の確認

1.○ 時間帯(朝/夜)の項目を収集していないため、このデータでは検証できない。
2.× 使用時間と学業時間の2項目があれば、散布図・相関係数で分析できる。
3.× 使用時間でグループ分けして学業時間を比較すれば分析できる。
4.× 両方収集済みなので分析できる。

ここだけは覚えよう

仮説はまず「項目があるか」で選別 — 集めていないこと(時間帯・理由など)はデータからは分からない。

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