KO8-030|公共・政治経済 対策問題
世論調査の結果を報道で見るときの注意点として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
質問の仕方や調査方法によって結果が変わりうることを踏まえて読み取る
この問題のポイント
統計・世論調査を批判的に読む姿勢を問う。数字も作られ方次第で変わる、という視点が核心。
解説
世論調査は民意を知る重要な手段だが、その結果は調査の設計に左右される。
まず質問文の言い回しの影響が大きい。同じテーマでも、選択肢の並べ方や、質問の前に付く説明文によって回答の分布は変わりうる。次に調査方法の影響がある。電話調査・郵送調査・インターネット調査では回答しやすい層が異なり、回答率が低ければ特定の傾向を持つ人の声に偏る可能性もある。標本の大きさ(サンプル数)や抽出の方法も精度を左右する。
したがって、調査結果の数字を絶対視せず、誰が・どのような方法で・どんな質問で調べたのかを確認し、できれば複数の調査を比較することが大切である。数字やグラフは客観的に見えるが、見せ方によって印象操作が可能であることも含め、統計を批判的に読み解く力は、メディアリテラシーの重要な一部である。
ひっかけポイント
「数字だから客観的」という思い込みを突く問題。回答者数は多い方が誤差は小さく、「少ないほど正確」は明確な誤り。
選択肢の確認
①「回答者数が少ない調査ほど正確だと考える」
❌ 誤り。
標本(サンプル)は多い方が統計的誤差は小さくなるのが原則で、少ないほど正確というのは逆である。
②「自分の意見と近い結果の調査だけを信用する」
❌ 誤り。
自分の意見に合う調査だけを信じるのは確証バイアスであり、複数の調査を比較する姿勢と正反対である。
③「質問の仕方や調査方法によって結果が変わりうることを踏まえて読み取る」
✅ 正しい。
正解。世論調査の結果は質問文の言い回しや調査方法・回答率などの設計に左右されるため、それを踏まえて読み取る必要がある。
④「数字で示されたデータは常に客観的なので、そのまま受け入れる」
❌ 誤り。
数字やグラフも作り方・見せ方次第で印象が変わるため、無条件に客観的とはいえない。
覚えるポイント
- 質問文の言い回しで結果は変わりうる
- 調査方法・回答率・標本の偏りに注意
- 複数の調査を比較して読み解くのが基本
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。