PE4-006|公共・政治経済 対策問題
日本の国会の審議の仕組みについての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
議案はまず委員会で実質的に審議され、その後本会議で議決される委員会中心主義が採られている
この問題のポイント
国会の審議方式を問う問題。本会議中心のイギリス型と対比される、委員会中心主義というアメリカ型の仕組みを押さえる。
解説
日本の国会は、戦後アメリカ議会にならって委員会中心主義を採用した。
議案は本会議にいきなりかけられるのではなく、まず分野ごとの常任委員会(予算委員会・法務委員会など、衆参各17)や、必要に応じて設けられる特別委員会に付託され、そこで実質的な審議が行われる。委員会の採決を経て本会議で最終的に議決される流れである。
専門分化した行政に対応して議案を効率的・専門的に審査できる点が長所とされる。
委員会は、利害関係者や学識経験者から意見を聴く公聴会を開くことができる。特に総予算と重要な歳入法案については、公聴会の開催が義務づけられている。
なお、明治憲法下の帝国議会や、イギリス議会は本会議中心主義であり、対比して問われる。
ひっかけポイント
総予算・重要歳入法案の公聴会は任意ではなく必須、という点が頻出。委員会中心主義(アメリカ型)と本会議中心主義(イギリス型)の対比も定番である。
選択肢の確認
①「議案はまず委員会で実質的に審議され、その後本会議で議決される委員会中心主義が採られている」
✅ 正しい。
正解。日本の国会はアメリカ議会にならった委員会中心主義を採り、議案はまず常任委員会などで実質審議された後、本会議で議決される。
②「すべての議案は本会議での審議のみで議決され、委員会は存在しない」
❌ 誤り。
誤答理由: 衆参には各17の常任委員会と必要に応じた特別委員会が置かれ、実質審議の中心を担う。本会議のみで審議する制度ではない。
③「委員会の審議はすべて非公開で行われ、公聴会の制度はない」
❌ 誤り。
誤答理由: 委員会の審議は原則公開であり、利害関係者や学識経験者の意見を聴く公聴会の制度も存在する。
④「予算の審議では公聴会を開くかどうかは完全に任意である」
❌ 誤り。
誤答理由: 総予算と重要な歳入法案については公聴会の開催が義務づけられており、完全に任意ではない。
覚えるポイント
- 委員会で実質審議し本会議で議決する委員会中心主義
- 常任委員会は衆参各17、特別委員会も設置可能
- 総予算・重要歳入法案の公聴会は開催義務
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。