PE4-031|公共・政治経済 対策問題
比例代表制の一般的な特徴として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
得票に応じて議席が配分されるため死票が少ないが、小党分立で政権が不安定になりやすい
この問題のポイント
比例代表制の長所と短所を問う問題。小選挙区制と正反対の特徴を持つことを対で覚えると整理しやすい。
解説
比例代表制は、各政党の得票数に比例して議席を配分する制度である。
特徴は小選挙区制の裏返しになる。
- 死票が少なく、少数政党の支持者の意思も議席に反映される(民意の反映に優れる)
- 得票率と議席率のずれが小さい
- 反面、小党分立になりやすく、単独で過半数を占める政党が現れにくいため、連立政権が常態化し政権が不安定になりやすい
日本の議席配分にはドント式が用いられる。各政党の得票数を1、2、3…の整数で順に割り、商の大きい順に議席を配分する方法である。
衆議院の比例代表は拘束名簿式(政党の届け出た名簿の順位どおりに当選)、参議院は原則非拘束名簿式という違いも重要である。
ひっかけポイント
長所(死票が少ない)と短所(小党分立・政権不安定)はセットで問われる。ドント式は「整数で割って商の大きい順」という手順まで出題される。
選択肢の確認
①「多様な民意の反映を犠牲にして、二大政党制を強力に促す制度である」
❌ 誤り。
誤答理由: 二大政党制を促すのは小選挙区制の特徴である。比例代表制は多党制に向かいやすい。
②「各選挙区で最多得票の候補者1人だけが当選する制度である」
❌ 誤り。
誤答理由: 各区で最多得票の1人が当選するのは小選挙区制の説明である。
③「得票に応じて議席が配分されるため死票が少ないが、小党分立で政権が不安定になりやすい」
✅ 正しい。
正解。比例代表制は得票に比例して議席を配分するため死票が少ない反面、小党分立により連立政権となりやすく政権が不安定になりうる。
④「死票が最も多く、常に単独政権を生み出す制度である」
❌ 誤り。
誤答理由: 比例代表制は死票が最も少ない制度であり、単独政権よりむしろ連立政権を生みやすい。説明が正反対である。
覚えるポイント
- 得票に比例配分し死票が少ない
- 小党分立・連立政権になりやすい
- 日本の配分計算はドント式
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。