PE9-064|公共・政治経済 対策問題
比例代表選挙で定数5の選挙区において、A党600票、B党300票、C党200票を得た場合、ドント式による各党の議席配分として正しいものはどれか。
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正解: 4
正解
A党3議席・B党1議席・C党1議席
この問題のポイント
ドント式の計算手順を実際に使えるかを問う。各党の得票を1、2、3…の整数で割り、商の大きい順に議席を与える手順が核心。
解説
ドント式では、各党の得票数を1、2、3…の整数で順に割り、得られた商の大きい順に定数まで議席を配分する。
各党の商を並べると次のようになる。
- A党:600(÷1)、300(÷2)、200(÷3)、150(÷4)
- B党:300(÷1)、150(÷2)、100(÷3)
- C党:200(÷1)、100(÷2)
商を大きい順に5つ取ると、600(A)、300(A÷2)、300(B)、200(A÷3)、200(C)となる。300と300、200と200が並ぶが、いずれも順位内に収まるので、A党3・B党1・C党1となる。
ドント式は割る数が1から始まるため、大政党にやや有利に働くとされる。この配分方式は日本の衆参両院の比例代表で採用されており、計算問題として最も出題頻度が高い。
ひっかけポイント
得票率の単純な比例(6対3対2)で機械的に配分すると誤る。必ず商の一覧表を書き、大きい順に定数分を数える。
選択肢の確認
①「A党2議席・B党2議席・C党1議席」
❌ 誤り。
誤答理由: A党の3人目(600÷3=200)はC党の1人目(200)と同順位で確保され、B党の2人目(300÷2=150)は5位以内に入らない。A2・B2は商の比較を誤っている。
②「A党3議席・B党2議席・C党0議席」
❌ 誤り。
誤答理由: C党の1人目の商200はA党の3人目と並んで5番目までに入るため、C党0とはならない。
③「A党4議席・B党1議席・C党0議席」
❌ 誤り。
誤答理由: A党の4人目の商は600÷4=150で、C党の200やB党の300より小さく4議席目は取れない。
④「A党3議席・B党1議席・C党1議席」
✅ 正しい。
正解。各党の得票を1、2、3…で割ると、商の大きい順に600、300(A÷2)、300(B)、200(A÷3)、200(C)となり、定数5でA党3・B党1・C党1となる。
覚えるポイント
- ドント式は得票数を1、2、3…で割り商の大きい順に配分
- 600・300・200票で定数5ならA3・B1・C1
- 割る数が1からなので大政党にやや有利
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。