PE9-062|公共・政治経済 対策問題
小選挙区制の特徴についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
大政党に有利で政権が安定しやすい反面、落選者に投じられた死票が多くなる
この問題のポイント
小選挙区制の長所と短所をセットで問う。「二大政党化・政権安定」と「死票の多さ・少数意見の切り捨て」の表裏関係が核心。
解説
小選挙区制は、1選挙区から1名だけを選出する制度である。
長所
- 相対的に最も強い政党が議席を独占的に獲得しやすく、大政党に有利で二大政党制と安定した政権を生みやすい
- 選挙区が狭いため候補者と有権者の距離が近く、選挙費用も比較的少ない
短所 - 各選挙区で当選者以外に投じられた票は全て死票となり、得票率と議席率が大きくかい離する。例えば得票率4割台でも議席の6割以上を得ることが起こる
- 少数政党・少数意見が議席に結び付きにくい
- 選挙区の区割りをめぐるゲリマンダー(恣意的な区割り)の危険がある
イギリスやアメリカの下院選挙が代表例である。長所と短所は比例代表制とちょうど裏返しの関係にあり、両者の対比が最頻出である。
ひっかけポイント
「死票が少ない」は比例代表制の特徴であり、入れ替えが定番。得票率と議席率のかい離を示す資料の読み取りもよく出る。
選択肢の確認
①「1つの選挙区から複数の当選者が出る制度である」
❌ 誤り。
誤答理由: 1選挙区から複数の当選者が出るのは大選挙区制や中選挙区制であり、小選挙区制は1名のみを選出する。
②「大政党に有利で政権が安定しやすい反面、落選者に投じられた死票が多くなる」
✅ 正しい。
正解。小選挙区制は1区1名のため相対多数の大政党が議席を得やすく政権が安定しやすい反面、当選者以外への票が全て死票となる。
③「少数政党でも議席を得やすく、多様な民意が反映されやすい」
❌ 誤り。
誤答理由: 少数政党でも議席を得やすく多様な民意を反映しやすいのは比例代表制の特徴であり、制度の対応が逆である。
④「死票がほとんど生じない選挙制度である」
❌ 誤り。
誤答理由: 小選挙区制は死票が最も生じやすい制度の一つである。死票が少ないのは比例代表制の特徴。
覚えるポイント
- 小選挙区制は1区1名、大政党に有利で政権安定
- 死票が多く、得票率と議席率がかい離する
- 比例代表制と長所・短所が裏返しの関係
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。