PE4-029|公共・政治経済 対策問題
現在の衆議院議員選挙の制度として正しいものはどれか。
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正解: 4
正解
小選挙区制と比例代表制を組み合わせた小選挙区比例代表並立制が採られている
この問題のポイント
衆議院の選挙制度の名称と構成を問う基本問題。1994年の政治改革で中選挙区制から転換した経緯もあわせて押さえる。
解説
衆議院議員選挙は、小選挙区比例代表並立制で行われる。1994年の公職選挙法改正で導入され、1996年の総選挙から実施された。
仕組みは次のとおり。
- 小選挙区選挙:全国289の選挙区から各1人を選出
- 比例代表選挙:全国を11ブロックに分け、政党の得票に応じて176議席を配分
- 有権者は2票を持ち、小選挙区は候補者名、比例代表は政党名で投票する
かつての中選挙区制(1選挙区3〜5人)は、同一政党の候補者どうしが争うため派閥政治や金権政治の温床と批判され、政治改革の一環として廃止された。
並立制は、政権選択を明確にする小選挙区制の効果と、多様な民意を反映する比例代表制の長所を組み合わせようとした制度である。
ひっかけポイント
「3年ごと半数改選・都道府県単位」は参議院の説明。中選挙区制は過去の制度であり、現行制度との時期の混同を誘う選択肢が定番である。
選択肢の確認
①「全国を1つの選挙区とする比例代表制のみで行われている」
❌ 誤り。
誤答理由: 全国1区の比例代表のみという制度は採られていない。比例代表は小選挙区と組み合わされ、11ブロック単位で行われる。
②「1選挙区から3〜5人を選出する中選挙区制が採られている」
❌ 誤り。
誤答理由: 中選挙区制は1994年の政治改革で廃止された過去の制度である。派閥政治や金権政治の温床と批判された。
③「都道府県単位の選挙区選挙と比例代表を3年ごとに半数ずつ改選している」
❌ 誤り。
誤答理由: 都道府県単位の選挙区と3年ごとの半数改選は参議院の選挙制度の説明である。
④「小選挙区制と比例代表制を組み合わせた小選挙区比例代表並立制が採られている」
✅ 正しい。
正解。衆議院議員選挙は1994年導入の小選挙区比例代表並立制で行われ、小選挙区289と11ブロックの比例代表176に有権者が2票を投じる。
覚えるポイント
- 衆議院は小選挙区比例代表並立制(1994年導入)
- 小選挙区289・比例11ブロック176、有権者は2票
- 旧制度は中選挙区制で金権政治の温床と批判
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。