PE4-032公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(4) 選挙・政党・世論

衆議院選挙における重複立候補制度についての説明として正しいものはどれか。

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正解: 2

正解

小選挙区で落選しても、比例代表の名簿順位と惜敗率により復活当選することがある

この問題のポイント

衆議院の重複立候補と復活当選の仕組みを問う問題。同一順位の場合に惜敗率で決まるという細部が核心である。

解説

衆議院選挙では、政党の公認候補者が小選挙区と比例代表の両方に重複して立候補することが認められている。
小選挙区で落選しても、比例代表名簿に登載されていれば、名簿の順位に従って復活当選する可能性がある。
政党は名簿で複数の重複候補者を同一順位に並べることができる。この場合、当選者は惜敗率の高い順に決まる。惜敗率とは、小選挙区での当選者の得票数に対する自分の得票数の割合であり、どれだけ接戦で敗れたかを示す指標である。
例えば当選者が10万票、落選者が9万票なら惜敗率は90%となる。
なお、小選挙区で供託物没収点(有効投票の10分の1)に達しなかった候補者は復活当選できない。制度への批判として、小選挙区で落選した候補者が議席を得ることへの違和感も指摘されている。

ひっかけポイント
惜敗率は「当選者の得票に対する割合」であり、得票数そのものではない。重複立候補は衆議院のみで、参議院では認められていない点も頻出。

選択肢の確認

①「復活当選の順位は、小選挙区での得票数の絶対値のみで決まる」
誤り。
誤答理由: 同一順位の復活当選は得票の絶対値ではなく惜敗率(当選者の得票に対する自己の得票の割合)の高い順で決まる。

②「小選挙区で落選しても、比例代表の名簿順位と惜敗率により復活当選することがある」
正しい。
正解。衆議院では小選挙区と比例代表の重複立候補が認められ、小選挙区で落選しても名簿順位と惜敗率により復活当選することがある。

③「小選挙区と比例代表の両方で当選した場合、議員を2人分務める」
誤り。
誤答理由: 両方で当選することはなく、小選挙区で当選すれば比例名簿から除かれる。議員を2人分務めるという事態は生じない。

④「重複立候補はどの政党の候補者にも認められていない」
誤り。
誤答理由: 重複立候補は衆議院で政党の公認候補者に広く認められた制度である。認められていないのは参議院である。

覚えるポイント

  • 重複立候補は衆議院のみの制度
  • 同一順位の復活当選は惜敗率の高い順
  • 惜敗率は当選者得票に対する自己得票の割合

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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