PE9-061|公共・政治経済 対策問題
日本の参議院についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
任期は6年で3年ごとに半数が改選され、解散はない
この問題のポイント
参議院の任期・改選・解散の有無という基本構成を、衆議院との対比で問う。「解散がなく継続性を担う院」という性格が核心。
解説
日本の国会は衆議院と参議院の**両院制(二院制)**をとり、両院の構成は対照的に設計されている。
参議院
- 任期6年、3年ごとに半数改選、解散なし。じっくりと審議する「再考の府」「良識の府」としての継続性・安定性を重視した設計である
衆議院 - 任期4年、解散あり。任期が短く解散もあるため民意を敏感に反映するとされ、これを根拠に衆議院の優越(予算先議、予算・条約・首相指名での優越、法律案の再可決、内閣不信任決議権)が認められる
内閣不信任決議が法的効力を持つのは衆議院のみであり、参議院ができるのは法的効力のない問責決議にとどまる。
参議院が衆議院の「カーボンコピー」化しているという批判と、多様な民意を映す独自性を求める議論も、両院制の存在意義をめぐる論点として問われる。
ひっかけポイント
参議院の半数改選(3年ごと)と衆議院の任期・解散の混同が定番。不信任決議は衆議院のみ、参議院は問責決議という区別も頻出。
選択肢の確認
①「内閣不信任決議権を持ち、可決すれば内閣は総辞職しなければならない」
❌ 誤り。
誤答理由: 法的効力のある内閣不信任決議権は衆議院のみが持つ。参議院ができるのは法的効力のない問責決議である。
②「予算の議決について衆議院に優越する」
❌ 誤り。
誤答理由: 予算の議決で優越するのは衆議院であり、参議院が優越する議決は存在しない。
③「任期は6年で3年ごとに半数が改選され、解散はない」
✅ 正しい。
正解。参議院議員の任期は6年で3年ごとに半数が改選され、解散はない。継続性・安定性を重視した再考の府としての設計である。
④「任期は4年で、内閣によって解散されることがある」
❌ 誤り。
誤答理由: 任期4年で解散があるのは衆議院である。衆参の構成の対応を入れ替えている。
覚えるポイント
- 参議院は任期6年・3年ごと半数改選・解散なし
- 衆議院は任期4年・解散ありで優越が認められる
- 法的効力ある不信任決議は衆議院のみ
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。