PE4-043公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(4) 選挙・政党・世論

選挙報道が投票行動に与えるアナウンスメント効果の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

優勢・劣勢の報道が有権者の投票行動に影響を与え、結果を変化させることがある

この問題のポイント

アナウンスメント効果の定義を問う問題。勝ち馬に乗る効果と判官びいきの効果という2つの型を区別して理解する。

解説

アナウンスメント効果とは、マスメディアによる選挙情勢の報道(どの候補が優勢か)が、有権者の投票行動そのものに影響を与える現象をいう。
典型的な2つの型がある。

  • バンドワゴン効果:優勢と報じられた候補に票が集まる「勝ち馬に乗る」効果
  • アンダードッグ効果:劣勢と報じられた候補に同情票が集まる「判官びいき」の効果
    また「優勢だから自分が行かなくても大丈夫だ」と考えて棄権が増え、予測が外れることもある。報道が現実を変えてしまうこの性質は、世論調査に基づく情勢報道の在り方に難しい問題を投げかけている。
    選挙報道自体は表現・報道の自由の範囲で認められており、禁止されてはいない。有権者には、情勢報道に流されず政策で判断するメディアリテラシーが求められる。

ひっかけポイント
バンドワゴン(優勢な側へ)とアンダードッグ(劣勢な側へ)の向きの入れ替えが定番。報道どおりの結果になるとは限らない点が効果の本質である。

選択肢の確認

①「選挙報道は法律で全面的に禁止されているため、投票行動への影響は存在しない」
誤り。
誤答理由: 選挙報道は報道の自由の範囲で認められており、全面禁止されていない。影響が存在しないという結論も誤りである。

②「報道された予測は必ずそのとおりの選挙結果になる」
誤り。
誤答理由: 報道が投票行動を変えるため、予測どおりの結果になるとは限らない。優勢報道による油断で棄権が増え、予測が外れることもある。

③「アナウンスメント効果とは、候補者が街頭演説で放送設備を使う効果のことである」
誤り。
誤答理由: アナウンスメント効果は報道が投票行動に与える影響のことで、街頭演説の放送設備とは無関係である。

④「優勢・劣勢の報道が有権者の投票行動に影響を与え、結果を変化させることがある」
正しい。
正解。アナウンスメント効果とは、優勢・劣勢の情勢報道が有権者の投票行動に影響を与える現象で、バンドワゴン効果とアンダードッグ効果がある。

覚えるポイント

  • 情勢報道が投票行動に影響する現象
  • バンドワゴン効果とアンダードッグ効果の2類型
  • 世論調査報道の在り方に関わる論点

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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