PE6-023|公共・政治経済 対策問題
直接金融と間接金融についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
株式や社債の発行によって資金を調達するのが直接金融、銀行からの借入れによるのが間接金融である
この問題のポイント
直接金融と間接金融の区別を問う問題。「資金の出し手と借り手の間に銀行がはさまるかどうか」で判定できる。
解説
資金の融通(金融)には2つの経路がある。
- 直接金融: 企業が株式や社債を発行し、投資家から直接資金を調達する。証券会社は売買を仲介するだけで、資金の貸し手はあくまで投資家である
- 間接金融: 家計などが銀行に預金し、銀行がその資金を企業に貸し出す。貸し手と借り手の間に金融機関が介在する
日本では戦後、間接金融が中心で、企業はメインバンクからの借入れに依存してきた。しかし金融の自由化や資本市場の発達により、大企業を中心に社債や株式による直接金融の比重が高まってきた。
なお家計の金融資産は依然として現金・預金の割合が半分程度と高く、欧米に比べ株式・投資信託の割合が低い。近年は少額投資非課税制度(NISA)の拡充などで「貯蓄から投資へ」の流れが促されている。
ひっかけポイント
「直接・間接」は銀行が介在するかどうかで決まる。証券会社の仲介があっても株式発行は直接金融である点がひっかけどころ。
選択肢の確認
①「銀行からの借入れが直接金融、株式の発行が間接金融である」
❌ 誤り。
直接・間接の対応が逆である。銀行借入れは金融機関が介在する間接金融、株式発行は直接金融である。
②「直接金融では貸し手が銀行に預金し、銀行が企業に貸し出す」
❌ 誤り。
貸し手の預金を銀行が企業に貸し出す経路は間接金融の説明であり、直接金融ではない。
③「日本の企業金融は戦後一貫して直接金融が中心であった」
❌ 誤り。
戦後日本はメインバンクからの借入れに依存する間接金融中心であり、直接金融の比重が高まったのは金融自由化以降である。
④「株式や社債の発行によって資金を調達するのが直接金融、銀行からの借入れによるのが間接金融である」
✅ 正しい。
正解。株式・社債の発行により投資家から直接資金を調達するのが直接金融、銀行など金融機関を介するのが間接金融である。
覚えるポイント
- 直接金融=株式・社債で投資家から調達
- 間接金融=銀行を介した借入れ、戦後日本の中心
- 近年は直接金融の比重が上昇(貯蓄から投資へ)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。