PE7-050|公共・政治経済 対策問題
ブレトンウッズ体制についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
正解
金との交換が保証されたドルを基軸通貨とする固定為替相場制がとられ、IMFとIBRDが設立された
この問題のポイント
ブレトンウッズ体制の三本柱(金ドル本位の固定相場制・IMF・IBRD)と、円の360円レートを問う問題。
解説
1930年代に各国が排他的なブロック経済に走ったことが第二次世界大戦の一因になったという反省から、1944年、連合国はブレトンウッズ協定を結び、自由で安定した国際経済秩序の再建をめざした。
通貨面では、金1オンス=35ドルでの金との交換をアメリカが保証するドルを基軸通貨とし、各国通貨はドルに対して相場を固定する固定為替相場制(金ドル本位制)がとられた。日本円は1949年から1ドル=360円に固定された。
機構面では、短期的な国際収支の困難に陥った国へ融資して為替の安定を図るIMF(国際通貨基金)と、戦災からの復興と開発のための長期融資を行うIBRD(国際復興開発銀行、世界銀行)が設立された。「短期のIMF・長期のIBRD」という役割分担が判別点である。
貿易面のGATTとあわせ、この体制が戦後の西側経済成長の土台となった。
ひっかけポイント
基軸通貨はポンドではなくドル。IMF(短期・為替安定)とIBRD(長期・復興開発)の役割の入れ替えが定番の誤り。固定相場制であって変動相場制ではない。
選択肢の確認
①「基軸通貨とされたのはイギリスのポンドだった」
❌ 誤り。
誤答理由: 基軸通貨とされたのはアメリカのドルである。ポンドは第二次世界大戦前の基軸通貨としての地位をすでに失っていた。
②「IMFは戦災国の復興のための長期融資を主な業務として設立された」
❌ 誤り。
誤答理由: 戦災国の復興・開発のための長期融資はIBRD(世界銀行)の業務である。IMFは国際収支難への短期融資と為替安定を担う。
③「金との交換が保証されたドルを基軸通貨とする固定為替相場制がとられ、IMFとIBRDが設立された」
✅ 正しい。
正解。ブレトンウッズ体制は金と交換できるドルを基軸通貨とする固定相場制で、IMF(短期融資)とIBRD(長期融資)が設立された。
④「各国通貨の相場を市場の需給に委ねる変動為替相場制が採用された」
❌ 誤り。
誤答理由: ブレトンウッズ体制は固定為替相場制である。変動相場制への移行は体制崩壊後の1973年からである。
覚えるポイント
- 金と交換できるドルを基軸とする固定相場制
- IMFは短期融資・為替安定、IBRDは長期融資・復興開発
- 円は1ドル=360円に固定(1949年)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。