PE9-040|公共・政治経済 対策問題
第二次世界大戦後に成立したブレトンウッズ体制についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
金と交換できるドルを基軸通貨とする固定為替相場制がとられ、IMFと国際復興開発銀行が設立された
この問題のポイント
ブレトンウッズ体制の3要素(金ドル本位・固定相場・IMFと世界銀行)を問う。360円と308円の区別も重要。
解説
1944年、連合国は世界恐慌期のブロック経済化が戦争の一因になった反省から、アメリカのブレトンウッズで戦後の国際通貨体制に合意した。
ブレトンウッズ体制の柱は次の3つである。
- 金・ドル本位制:アメリカが金1オンス=35ドルでの金とドルの交換を保証し、ドルが基軸通貨となった
- 固定為替相場制:各国通貨はドルに対して固定され、日本円は1949年に1ドル=360円に設定された
- 国際機関の設立:為替の安定と短期資金の融通を担うIMF(国際通貨基金)と、復興・開発資金を融資する国際復興開発銀行(IBRD、世界銀行)
この体制は西側世界の貿易拡大と経済成長を支えたが、アメリカの国際収支悪化により、1971年のニクソン・ショック(金とドルの交換停止)で崩壊へ向かう。
ひっかけポイント
1ドル=308円はスミソニアン協定(1971年)後の円切上げレートで、ブレトンウッズ体制下の360円との入れ替えが定番。
選択肢の確認
①「この体制の下で日本円は1ドル=308円に固定された」
❌ 誤り。
誤答理由: 1ドル=308円は1971年スミソニアン協定での切上げ後のレートであり、ブレトンウッズ体制下の日本円は1ドル=360円である。
②「金と交換できるドルを基軸通貨とする固定為替相場制がとられ、IMFと国際復興開発銀行が設立された」
✅ 正しい。
正解。ブレトンウッズ体制は金1オンス=35ドルでの金とドルの交換を軸とする金・ドル本位の固定相場制で、IMFと国際復興開発銀行(世界銀行)が設立された。
③「各国通貨の変動為替相場制を原則とする体制であった」
❌ 誤り。
誤答理由: 変動相場制が原則となるのは1973年の移行と1976年キングストン合意以降であり、ブレトンウッズ体制は固定相場制である。
④「イギリスのポンドを基軸通貨とする体制であった」
❌ 誤り。
誤答理由: 基軸通貨は金との交換が保証されたアメリカのドルであり、イギリスのポンドではない。
覚えるポイント
- 1944年合意、金1オンス=35ドルの金ドル本位制
- 固定相場制で円は1ドル=360円(1949年)
- IMFとIBRD(世界銀行)を設立
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。