KZ-R7H-04|歴史総合・世界史探究 対策問題
「カブラの冬」のような銃後の窮乏は、1918年のドイツにどのような帰結をもたらしたか。

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正解: 1
正解
キール軍港の水兵反乱から革命が起こり、帝政が崩壊した
この問題のポイント
銃後の窮乏が1918年のドイツにもたらした帰結を問う問題。キール軍港の水兵反乱からドイツ革命、帝政崩壊、休戦という因果の連鎖で覚える。
解説
1918年秋、ドイツの敗色は濃厚になっていた。それでも海軍司令部は最後の出撃を命じ、これを拒否したキール軍港の水兵が同年11月に反乱を起こした。
反乱は各地に飛び火し、労働者・兵士の評議会(レーテ)が結成されてドイツ革命となった。皇帝ヴィルヘルム2世はオランダへ亡命し、帝政は崩壊。共和国が宣言され、11月11日に休戦協定が結ばれて大戦は終わった。
「カブラの冬」に象徴される食料危機と銃後の崩壊が、革命と敗戦に直結したのである。
なお戦後、「軍は戦場で負けておらず、背後から刺された」とする「背後の一突き」の伝説が広まり、共和国を攻撃するナチスの宣伝に利用された点も重要である。
ひっかけポイント
革命が先か休戦が先かの順序に注意(革命→休戦の順)。またロシア革命(1917年)とドイツ革命(1918年)の年の入れ替えも定番のひっかけ。
選択肢の確認
①「キール軍港の水兵反乱から革命が起こり、帝政が崩壊した」
✅ 正しい。
1918年11月、キール軍港の水兵反乱を機にドイツ革命が全国へ広がり、ヴィルヘルム2世は亡命して共和国が宣言され、休戦協定が結ばれた。
②「国民の結束が強まり戦争に勝利した」
❌ 誤り。
ドイツは1918年11月に休戦協定を受け入れた敗戦国であり、結束して勝利したという説明は事実に反する。
③「ただちに米英と同盟を結んだ」
❌ 誤り。
敗戦したドイツは1919年にヴェルサイユ条約を課された側であり、米英と同盟を結んではいない。
④「植民地が拡大して食料問題は解決した」
❌ 誤り。
ドイツは敗戦によって海外植民地をすべて失っており、植民地の拡大とは正反対である。
覚えるポイント
- 1918年11月キール軍港の水兵反乱→ドイツ革命
- ヴィルヘルム2世亡命、共和国宣言、11月11日休戦
- 「背後の一突き」伝説がナチ台頭に利用された
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。