WT-D2-03|歴史総合・世界史探究 対策問題
フランス革命中の1789年8月に国民議会が採択した文書はどれか。
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正解: 3
正解
人権宣言
この問題のポイント
1789年8月に国民議会が採択した文書を問う問題。フランス革命初期の流れ(バスティーユ襲撃→人権宣言)で解ける。
解説
18世紀末のフランスは、聖職者・貴族が免税特権をもつ旧体制(アンシャン・レジーム)のもと、財政危機に苦しんでいた。1789年5月に三部会が開かれると、第三身分(平民)の代表は国民議会を結成し、憲法制定を誓った。
国王が武力弾圧の構えを見せると、パリ民衆は同年7月14日にバスティーユ牢獄を襲撃し、革命が始まった。
この流れの中で国民議会は1789年8月26日、人権宣言(人間および市民の権利の宣言)を採択した。宣言は、人間の自由・平等、国民主権、言論の自由、私有財産の不可侵などを掲げ、旧体制の身分制社会を原理の面から否定した。
起草にはラ・ファイエットらが関わり、アメリカ独立宣言(1776年)や啓蒙思想の影響を受けている。人権宣言はその後の各国の憲法や人権保障の模範となった。
ひっかけポイント
独立宣言(1776年・アメリカ)、権利章典(1689年・イギリス名誉革命)、人権宣言(1789年・フランス)は約100年ずつずれる3点セット。大西洋憲章は1941年の米英共同宣言で20世紀。
選択肢の確認
①「権利章典」
❌ 誤り。
権利章典は1689年、イギリスの名誉革命後に制定された文書である。
②「大西洋憲章」
❌ 誤り。
大西洋憲章は1941年にローズヴェルトとチャーチルが発表した戦後構想で、150年以上あとの文書である。
③「人権宣言」
✅ 正しい。
1789年8月、国民議会は人権宣言を採択し、自由・平等、国民主権、私有財産の不可侵などを掲げた。
④「独立宣言」
❌ 誤り。
独立宣言は1776年にアメリカの大陸会議が採択した文書であり、国も年も異なる。
覚えるポイント
- 人権宣言は1789年8月、フランス国民議会が採択
- 内容は自由・平等・国民主権・私有財産の不可侵
- 権利章典1689年→独立宣言1776年→人権宣言1789年
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。