WT2-B01|歴史総合・世界史探究 対策問題
前4世紀にマケドニアからインダス川流域まで遠征し、東西文化の融合をもたらした人物はだれか。
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正解: 4
正解
アレクサンドロス大王
この問題のポイント
前4世紀の東方遠征でヘレニズム世界を生んだ人物を問う問題。マケドニア→アケメネス朝征服→インダス川という行程で解ける。
解説
ギリシアのポリス世界がペロポネソス戦争後に衰えると、北方のマケドニアが台頭し、フィリッポス2世がギリシアの主要ポリスを支配下に置いた。
その子アレクサンドロス大王は、前334年に東方遠征を開始した。イッソスの戦いなどでペルシア軍を破り、前330年にアケメネス朝ペルシアを滅ぼし、さらに中央アジアを経てインダス川流域まで達する空前の大帝国を築いた。
大王は各地にアレクサンドリアという名の都市を建設し、ギリシア人を移住させ、ペルシア人との融合政策もとった。その結果、ギリシア文化とオリエント文化が融合したヘレニズム文化が生まれ、共通ギリシア語(コイネー)が広い地域で使われた。
ヘレニズムの影響は東方にも及び、ガンダーラ美術を通じて仏像の誕生を促すなど、ユーラシア規模の文化交流の起点となった。大王の死後、帝国は後継者(ディアドコイ)により3王国に分裂した。
ひっかけポイント
ダレイオス1世は征服された側のアケメネス朝の最盛期の王で、征服者との立場の入れ替えに注意。カエサルはローマ、ハンニバルはカルタゴの人物で時代も地域も異なる。
選択肢の確認
①「カエサル」
❌ 誤り。
カエサルは前1世紀のローマの政治家で、ガリア遠征を行ったが東方のインダス川流域には達していない。
②「ダレイオス1世」
❌ 誤り。
ダレイオス1世はアケメネス朝ペルシアの王で、のちにアレクサンドロスに滅ぼされる王朝の君主である。
③「ハンニバル」
❌ 誤り。
ハンニバルは前3世紀のカルタゴの将軍で、アルプスを越えてローマと戦った人物である。
④「アレクサンドロス大王」
✅ 正しい。
マケドニア王アレクサンドロスは前334年に東方遠征を開始し、アケメネス朝を滅ぼしてインダス川流域まで達し、ヘレニズム文化の基礎を作った。
覚えるポイント
- アレクサンドロスは前334年東方遠征開始、前330年アケメネス朝を滅ぼす
- 帝国はマケドニアからインダス川流域まで
- ギリシアとオリエントの融合=ヘレニズム文化
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。