WT4-E15歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(2) 世界市場の形成と諸地域の結合

アメリカ独立宣言(1776年)について述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

ジェファソンらが起草し、ロックの思想の影響のもと基本的人権と抵抗権を掲げた

この問題のポイント

アメリカ独立宣言の起草者と思想的背景を問う問題。ジェファソン起草、ロックの自然権思想の影響、という組合せで解ける。

解説

1776年7月4日、フィラデルフィアで採択されたアメリカ独立宣言は、ジェファソンらが起草した。
宣言は、イギリスの思想家ロックの自然権思想を受け継ぎ、生命・自由・幸福追求の権利はすべての人に生まれつき備わるとした。そして政府がこの権利を侵すとき、人民には政府を変更する**抵抗権(革命権)**があると宣言した。
この文書は、1789年のフランス人権宣言をはじめ、後世の人権文書の模範となった。
ただし宣言のいう「平等」に、奴隷・先住民・女性は事実上含まれていなかった。この限界は、のちの奴隷制廃止や公民権運動まで続く課題として資料問題でも問われる。

ひっかけポイント
起草者をリンカン(19世紀の大統領)と混同させる選択肢が定番。「ロック→独立宣言→フランス人権宣言」という思想の系譜の順序も押さえる。

選択肢の確認

①「奴隷制の即時廃止を定めた」
誤り。
宣言は奴隷制に触れておらず、奴隷制が全国で廃止されるのは南北戦争後の憲法修正第13条による。

②「ジェファソンらが起草し、ロックの思想の影響のもと基本的人権と抵抗権を掲げた」
正しい。
正解。1776年の独立宣言はジェファソンらが起草し、ロックの自然権思想を受けて生命・自由・幸福追求の権利と抵抗権を掲げた。

③「リンカンが起草した」
誤り。
リンカンは19世紀の大統領で、南北戦争期の奴隷解放宣言などで知られる。独立宣言の起草者ではない。

④「イギリス国王への忠誠を誓う文書だった」
誤り。
宣言は本国の支配を不当として独立を正当化する文書であり、国王への忠誠を誓うものではない。

覚えるポイント

  • 独立宣言は1776年7月4日、起草はジェファソンら
  • 思想的背景はロックの自然権思想と抵抗権
  • フランス人権宣言(1789年)の模範となった

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

WT4-E14WT4-E16