WT4-E21歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(2) 世界市場の形成と諸地域の結合

18世紀の大西洋三角貿易について述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

ヨーロッパの武器や雑貨、アフリカの奴隷、アメリカの砂糖・綿花が結び付けられた

この問題のポイント

大西洋三角貿易の3辺の積み荷を問う問題。ヨーロッパの武器・雑貨、アフリカの奴隷、アメリカの砂糖・綿花の対応で解ける。

解説

大西洋三角貿易とは、18世紀に最盛期を迎えた、ヨーロッパ・アフリカ・アメリカ大陸を結ぶ貿易である。
流れは次の3辺で覚える。

  • ヨーロッパ→アフリカ: 武器・綿製品・雑貨
  • アフリカ→アメリカ大陸: 奴隷(中間航路と呼ばれ、劣悪な船内で多数が死亡した)
  • アメリカ大陸→ヨーロッパ: 砂糖・綿花・タバコなどプランテーション産品
    この貿易で得た莫大な利益はイギリスなどの資本蓄積を支え、産業革命の一因になったとされる。
    一方で数百万人規模のアフリカ人が奴隷として運ばれた犠牲は大きく、イギリスは1807年に奴隷貿易を禁止するなど、廃止運動もセットで問われる。

ひっかけポイント
奴隷が運ばれた先はアメリカ大陸のプランテーションであり、ヨーロッパの工場ではない。3辺の積み荷を地図上で対応させる図版問題が定番。

選択肢の確認

①「ヨーロッパの武器や雑貨、アフリカの奴隷、アメリカの砂糖・綿花が結び付けられた」
正しい。
正解。大西洋三角貿易では、ヨーロッパの武器・雑貨がアフリカへ、アフリカの奴隷がアメリカへ、アメリカの砂糖・綿花がヨーロッパへ運ばれた。

②「太平洋を横断する貿易だった」
誤り。
三角貿易が結んだのはヨーロッパ・アフリカ・アメリカ大陸であり、大西洋を舞台とする貿易である。

③「アフリカは貿易に関与しなかった」
誤り。
アフリカは奴隷の供給地として三角貿易の一辺を担っており、関与しなかったという記述は事実に反する。

④「奴隷はヨーロッパへ運ばれて工場で働いた」
誤り。
奴隷が送られたのは主にアメリカ大陸やカリブ海の砂糖・綿花のプランテーションであり、ヨーロッパの工場ではない。

覚えるポイント

  • 欧州→アフリカは武器・雑貨、アフリカ→米大陸は奴隷
  • 米大陸→欧州は砂糖・綿花・タバコ
  • 利益が英の資本蓄積へ、奴隷貿易禁止は1807年

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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