WT6-I26|歴史総合・世界史探究 対策問題
1938年3月にドイツが併合した国はどれか。
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正解: 2
正解
オーストリア
この問題のポイント
1938年3月のドイツによる併合を問う問題。オーストリア併合(アンシュルス)と、同年のミュンヘン会談との順序がポイント。
解説
ヒトラーは「一つの民族は一つの国家に」というスローガンを掲げ、ドイツ系住民の居住地域の併合を正当化した。
1938年3月、ドイツ軍はヒトラーの生国オーストリアへ進駐し、これを併合した(アンシュルス=合邦)。ヴェルサイユ条約とサン・ジェルマン条約が明確に禁じていた独墺合邦の実現だったが、英仏は黙認した。
併合後の国民投票で圧倒的賛成を演出し、「合法性」を装った点も特徴である。
勢いに乗るヒトラーは同年9月、チェコスロヴァキアのズデーテン地方を要求し、ミュンヘン会談での英仏の譲歩を引き出す。1938年の3月(墺併合)と9月(ミュンヘン)の順序は整序で狙われる。
ひっかけポイント
ポーランド侵攻は1939年9月、デンマーク侵攻は1940年で、いずれも後の出来事。同じ1938年内の「3月オーストリア→9月ズデーテン」の順序の入れ替えに注意。
選択肢の確認
①「ギリシア」
❌ 誤り。
ギリシアがドイツに占領されたのは1941年で、イタリアの侵攻の失敗を受けての進攻であった。
②「オーストリア」
✅ 正しい。
正解。ヒトラーは1938年3月に生国オーストリアを併合し、条約が禁じていた合邦を実現したが、英仏は黙認した。
③「ポーランド」
❌ 誤り。
ポーランドへの侵攻は1939年9月であり、これが第二次世界大戦の開戦となった。
④「デンマーク」
❌ 誤り。
デンマークが占領されたのは1940年4月で、ノルウェーとともにドイツ軍の侵攻を受けたときである。
覚えるポイント
- オーストリア併合(アンシュルス)は1938年3月
- 同年9月にズデーテン要求→ミュンヘン会談
- サン・ジェルマン条約が禁じた独墺合邦の強行
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。