WT6-I32|歴史総合・世界史探究 対策問題
戦間期の女性の地位の変化について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
イギリスやドイツなどで女性参政権が実現した
この問題のポイント
戦間期の女性参政権を問う問題。総力戦での女性の貢献を背景に、英・独・米などで実現した流れで解ける。
解説
第一次世界大戦は、国民のすべてを動員する総力戦となった。男性が前線に出た穴を埋め、女性は軍需工場や輸送・看護など社会のあらゆる場面で働いた。
この貢献が「政治に参加する資格がある」という主張に説得力を与え、大戦直後に各国で女性参政権が実現した。
- イギリス: 1918年(30歳以上)、1928年に男女平等の資格へ
- ドイツ: 1919年(ヴァイマル憲法)
- アメリカ: 1920年
一方、フランス・イタリアでの実現は第二次世界大戦後、日本は1945年である。「総力戦→女性の社会進出→参政権」という因果と、実現時期の国ごとの違いは、歴史総合と共通の超頻出テーマである。
ひっかけポイント
英独米(第一次世界大戦直後)と仏伊日(第二次世界大戦後)の実現時期のずれを突く出題が定番。「どの国でも認められなかった」は明確な誤り。
選択肢の確認
①「イギリスやドイツなどで女性参政権が実現した」
✅ 正しい。
正解。総力戦で女性が生産と社会を担った経験を背景に、イギリスは1918年、ドイツは1919年のヴァイマル憲法で女性参政権を認めた。
②「世界のどの国でも女性参政権は認められなかった」
❌ 誤り。
アメリカでも1920年に女性参政権が実現しており、認めた国は複数ある。
③「女性の就労は世界的に法律で禁止された」
❌ 誤り。
大戦中から女性の工場労働は大きく拡大しており、就労が世界的に禁止された事実はない。
④「女性の高等教育への進学が世界中で禁じられた」
❌ 誤り。
19世紀後半から女性の大学進学は各国で進んでおり、禁じられてはいない。
覚えるポイント
- 英1918年・独1919年・米1920年に女性参政権
- 背景は総力戦での女性の社会進出
- 仏伊は第二次世界大戦後、日本は1945年
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。