WT6-I34|歴史総合・世界史探究 対策問題
アメリカの1924年移民法の内容として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
国別割当てで新移民を制限し、日本を含むアジアからの移民を事実上禁止した
この問題のポイント
1924年移民法の内容を問う問題。国別割当てによる新移民の制限と、日本を含むアジア系移民の事実上の禁止が答え。
解説
19世紀末から、アメリカへの移民の中心は西欧・北欧系から東欧・南欧系(新移民)へ移っていた。第一次世界大戦後、彼らへの警戒と人種偏見が強まり、移民制限の声が高まった。
1924年の移民法(ジョンソン・リード法)は、出身国別の割当て制を導入して新移民を大幅に制限し、さらに日本を含むアジアからの移民を事実上禁止した。
背景には、西欧系白人プロテスタントを優位とする人種観があった。
日本ではこの法律が「排日移民法」と受け止められ、対米感情が大きく悪化した。1920年代アメリカの繁栄と排外主義の同居を示す代表例であり、日米関係史の底流として歴史総合でも問われる。
ひっかけポイント
「自由化」「ヨーロッパのみ禁止」は内容が逆。制限の主対象は東欧・南欧系新移民とアジア系である。日本の対米感情悪化という影響までセットで覚える。
選択肢の確認
①「ヨーロッパからの移民だけを禁止した」
❌ 誤り。
制限の対象はヨーロッパの新移民だけでなく、アジア系はほぼ全面的に排除された。
②「移民に市民権を即時付与した」
❌ 誤り。
同法は入国そのものを制限する法律であり、市民権の付与を定めたものではない。
③「国別割当てで新移民を制限し、日本を含むアジアからの移民を事実上禁止した」
✅ 正しい。
正解。1924年の移民法は国別割当てで東欧・南欧からの新移民を制限し、日本を含むアジアからの移民を事実上禁止した。
④「すべての移民の受け入れを自由化した」
❌ 誤り。
同法は移民を厳しく制限する法律であり、自由化とは正反対である。
覚えるポイント
- 1924年移民法は国別割当てで新移民を制限
- 日本を含むアジア系移民を事実上禁止
- 日本では排日移民法と呼ばれ対米感情が悪化
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。