WT6-W13|歴史総合・世界史探究 対策問題
戦間期のインドでガンディーが指導した運動の方針として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
非暴力・不服従
この問題のポイント
ガンディーの運動方針を問う問題。非暴力・不服従(サティヤーグラハ)がキーワード。
解説
インドは第一次世界大戦でイギリスに多大な協力をしたが、見返りに約束されたはずの自治は与えられず、逆に令状なしの逮捕を認めるローラット法(1919年)で弾圧が強化された。
これに対しガンディーは、非暴力・不服従(サティヤーグラハ=真理の把持)を掲げ、イギリス商品の不買、納税拒否などの非協力運動を展開した。暴力を用いないことで、支配の不当性を際立たせる戦術である。
1930年には、生活必需品の塩にまで課税・専売を敷く支配に抗議し、海岸まで約360キロメートルを歩いて自ら塩を作る「塩の行進」を指導、運動は大衆的な広がりを見せた。
この非暴力の思想は、のちにアメリカ公民権運動のキング牧師にも受け継がれた。
ひっかけポイント
国民会議ラホール大会(1929年・プールナ・スワラージ=完全独立の決議)と塩の行進(1930年)の前後関係が整序で狙われる。武装蜂起路線とは正反対の方針である。
選択肢の確認
①「武装蜂起」
❌ 誤り。
ガンディーは武装蜂起を否定し、非暴力を運動の原則とした。
②「宗主国への全面協力」
❌ 誤り。
第一次世界大戦への協力にもかかわらず自治は与えられず、ローラット法で弾圧が強まったため、運動は非協力へ転じた。
③「議会主義の否定とテロ」
❌ 誤り。
ガンディーは暴力を退け、非協力や不服従という手段によって運動を進めた。
④「非暴力・不服従」
✅ 正しい。
正解。ガンディーは非暴力・不服従を掲げ、非協力運動や1930年の塩の行進を指導した。
覚えるポイント
- ガンディーの方針は非暴力・不服従
- 契機はローラット法(1919年)による弾圧
- 塩の行進は1930年、ラホール大会は1929年
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。