WT7-C06|歴史総合・世界史探究 対策問題
1961年に建設されたベルリンの壁の目的として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
東ドイツから西ベルリンへの住民流出を止めること
この問題のポイント
ベルリンの壁の目的を問う問題。東ドイツから西ベルリンへの住民流出を止めるため、という方向性の理解がカギ。
解説
東西ベルリンの間は、分断都市でありながら通行が比較的自由だった。そのため西ベルリンは、東側の人々が西側へ逃れる「脱出口」となっていた。
東ドイツからの流出者は累計約270万人にのぼり、しかも若者や技術者が中心だったため、東ドイツは国家の存立を脅かされた。
そこで東ドイツ政府は1961年8月、西ベルリンの周囲を有刺鉄線とコンクリートで封鎖する「ベルリンの壁」を一夜にして築いた。
つまり壁は、西からの侵入を防ぐものではなく、自国民の逃亡を防ぐものだった。壁は冷戦による分断の象徴となり、1989年11月の壁崩壊は冷戦終結の象徴として対で問われる。
ひっかけポイント
「ソ連軍の西進を防ぐ」「西からの攻撃に備える」という方向の逆転が定番の引っかけ。壁を作ったのは東ドイツ側であり、目的は自国民の流出防止である。
選択肢の確認
①「東ドイツから西ベルリンへの住民流出を止めること」
✅ 正しい。
正解。東ドイツから西ベルリン経由で流出する住民を止めるため、東ドイツ政府は1961年8月に西ベルリンを取り囲む壁を築いた。
②「西側からの観光客を増やすこと」
❌ 誤り。
壁は人の行き来を遮断するために築かれたものであり、観光の促進が目的ではない。
③「東西ドイツの統一を促進すること」
❌ 誤り。
壁は東西の分断を固定する装置であり、統一とは逆の効果をもたらした。
④「ソ連軍の西進を防ぐこと」
❌ 誤り。
壁は西ベルリンを囲んで自国民の流出を防ぐためのものであり、ソ連軍の西進を防ぐ目的ではない。
覚えるポイント
- ベルリンの壁建設は1961年8月
- 目的は東ドイツ住民の西側流出(約270万人)の阻止
- 壁崩壊は1989年11月、冷戦終結の象徴
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。