WT7-C07|歴史総合・世界史探究 対策問題
ベトナム戦争について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
アメリカは北爆を含む大規模介入を行ったが、1973年に撤退し、1975年にサイゴンが陥落した
この問題のポイント
ベトナム戦争の経過を問う問題。北爆を含む米の大規模介入→1973年撤退→1975年サイゴン陥落、の流れで解ける。
解説
ジュネーヴ休戦協定(1954年)後もベトナムは南北に分断され、南ベトナムでは親米政権に対する解放戦線のゲリラ闘争が続いていた。
アメリカは1964年のトンキン湾事件を機に翌年から北爆(北ベトナムへの爆撃)を開始し、最大約54万人の地上軍を投入した。
しかしゲリラ戦は制圧できず、戦場の惨状がテレビで伝えられると、米国内外で反戦運動が高揚した。ニクソン政権は1973年のパリ和平協定で米軍を撤退させた。
1975年、北ベトナム軍の攻勢でサイゴンが陥落し、翌1976年に南北は統一された。戦費によるドル危機と米の威信低下は、1970年代の国際秩序の変動(ニクソン・ショック、米中接近)の引き金となった。
ひっかけポイント
アメリカは事実上敗北した側であり、「米の勝利」「南による統一」は逆。撤退(1973年)とサイゴン陥落(1975年)の2つの年の区別が整序で狙われる。
選択肢の確認
①「アメリカの勝利で終わり南ベトナムが全土を統一した」
❌ 誤り。
戦争は北ベトナム側の勝利に終わり、1976年に南北は社会主義のもとで統一された。
②「中国とソ連は北ベトナムを支援しなかった」
❌ 誤り。
中国とソ連はいずれも北ベトナムに軍事・経済の支援を行った。
③「戦争は朝鮮半島で戦われた」
❌ 誤り。
戦場はインドシナ半島であり、朝鮮半島ではない。
④「アメリカは北爆を含む大規模介入を行ったが、1973年に撤退し、1975年にサイゴンが陥落した」
✅ 正しい。
正解。アメリカはトンキン湾事件を機に北爆を始めたが、1973年のパリ和平協定で撤退し、1975年にサイゴンが陥落した。
覚えるポイント
- 北爆開始は1965年(トンキン湾事件は1964年)
- パリ和平協定で1973年米軍撤退
- 1975年サイゴン陥落、1976年南北統一
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。