WT7-C13|歴史総合・世界史探究 対策問題
ゴルバチョフが1985年から進めた改革の名称の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)
この問題のポイント
ゴルバチョフの改革名を問う問題。ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)の組合せで解ける。
解説
1985年、停滞の極みにあったソ連で、54歳のゴルバチョフが共産党書記長に就任した。
彼は体制の立て直しのため、ペレストロイカ(改革・建て直し)とグラスノスチ(情報公開)を推進した。1986年のチェルノブイリ原発事故では、情報隠蔽の弊害が明らかになり、グラスノスチはかえって加速した。
外交では「新思考外交」を掲げ、アメリカと中距離核戦力(INF)全廃条約(1987年)を結んで軍縮へ転換、東欧諸国への内政干渉をやめる方針(制限主権論の放棄)を明らかにした。
この東欧不介入の方針こそが、1989年の東欧革命を可能にした決定的な条件である。国内改革と対外転換の両輪で覚えよう。
ひっかけポイント
ニューディール(米)、大躍進・文化大革命(中国)、タンジマート(オスマン帝国)と国・時代を入れ替える選択肢の型。「東欧不介入→東欧革命」の因果が最頻出。
選択肢の確認
①「大躍進と文化大革命」
❌ 誤り。
大躍進と文化大革命は中国で毛沢東が進めた政策であり、国も時期もゴルバチョフの改革とは異なる。
②「タンジマートとミドハト憲法」
❌ 誤り。
タンジマートとミドハト憲法は19世紀オスマン帝国の西欧化改革で、20世紀ソ連の改革とは無関係である。
③「ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)」
✅ 正しい。
1985年にソ連共産党書記長となったゴルバチョフは、停滞した体制の立て直しのためペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)を掲げ、外交でも新思考外交へ転換した。
④「ニューディールとフェアディール」
❌ 誤り。
ニューディールとフェアディールはアメリカのフランクリン・ローズヴェルトとトルーマンが掲げた国内政策で、ソ連の改革ではない。
覚えるポイント
- ゴルバチョフ書記長就任は1985年
- ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)
- INF全廃条約1987年、東欧不介入が東欧革命の条件に
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。