WT7-D20|歴史総合・世界史探究 対策問題
朝鮮半島の分断について述べた文として正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
北緯38度線を境に米ソが分割占領し、1948年に南北で別々の政府が樹立された
この問題のポイント
朝鮮半島分断の起点を問う問題。北緯38度線での米ソ分割占領と1948年の南北分立政府樹立で解ける。
解説
1945年8月、日本の降伏により朝鮮半島は35年に及ぶ植民地支配から解放された。しかしそれは同時に、分断の始まりでもあった。
日本軍の武装解除を名目に、北緯38度線を境として南にアメリカ軍、北にソ連軍が進駐したのである。
統一政府樹立の協議は、冷戦の激化とともに決裂した。1948年、南に大韓民国(初代大統領李承晩)、北に朝鮮民主主義人民共和国(首相金日成)が別々に樹立され、分断は固定化した。
1950年の朝鮮戦争は、この分断を武力で解消しようとして失敗し、逆に決定的なものにした。ドイツ・ベトナムとの「分断国家」の比較は、冷戦を立体的に問う定番の切り口である。
ひっかけポイント
38度線(朝鮮)と17度線(ベトナム)の取り違えが最頻出。分断の起源は日清戦争ではなく、1945年の米ソ分割占領である。
選択肢の確認
①「分断は日清戦争の結果である」
❌ 誤り。
日清戦争(1894年から95年)の結果は清の朝鮮に対する宗主権の否定であり、南北分断は第二次世界大戦後の米ソ分割占領に始まる。
②「1948年に統一政府が樹立された」
❌ 誤り。
1948年に成立したのは南北それぞれ別個の政府であり、統一政府ではない。
③「分断線は北緯17度線である」
❌ 誤り。
北緯17度線はベトナムの暫定境界であり、朝鮮半島の分断線は北緯38度線である。
④「北緯38度線を境に米ソが分割占領し、1948年に南北で別々の政府が樹立された」
✅ 正しい。
日本の降伏に伴い北緯38度線を境に南をアメリカ、北をソ連が分割占領し、統一協議が決裂して1948年に南に大韓民国、北に朝鮮民主主義人民共和国が樹立された。
覚えるポイント
- 朝鮮は北緯38度線で米ソが分割占領
- 1948年に大韓民国(李承晩)と北朝鮮(金日成)が分立
- 1950年朝鮮戦争で分断が決定的に
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。