WT9-C29|歴史総合・世界史探究 対策問題
朝鮮半島の南北関係について述べた文として正しいものはどれか。
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正解: 2
正解
2000年に初の南北首脳会談が開かれたが、北朝鮮の核開発をめぐる対立が続いている
この問題のポイント
朝鮮半島の南北関係を問う。2000年の初の南北首脳会談と、核開発をめぐる対立の継続という接近と緊張の両面が核心。
解説
前提として、朝鮮戦争(1950〜53年)は休戦協定で止まったままで、平和条約は結ばれておらず、南北は法的には戦争状態が続いている。
冷戦終結後、韓国の金大中大統領は北朝鮮との対話を進める太陽政策を掲げ、2000年、平壌で史上初の南北首脳会談が実現した。金大中はこの功績でノーベル平和賞を受賞した。
しかし融和は長続きしなかった。北朝鮮は2006年以降、核実験を繰り返し、ミサイル発射も重ねた。米朝を含む6カ国協議も停滞し、南北関係は接近と緊張の間を揺れ動いている。
2018年には板門店での南北首脳会談、史上初の米朝首脳会談も行われたが、非核化は進んでいない。日本にとっては拉致問題・ミサイル問題という現代的課題として、歴史総合でも問われる。
ひっかけポイント
休戦(1953年)であって終戦ではないという法的状態が全ての前提。初の南北首脳会談は2000年であり、1991年に統一したという選択肢は完全な誤り。
選択肢の確認
①「北朝鮮は核開発を一度も行っていない」
❌ 誤り。
北朝鮮は2006年以降複数回の核実験を行っており、行っていないという説明は事実に反する。
②「2000年に初の南北首脳会談が開かれたが、北朝鮮の核開発をめぐる対立が続いている」
✅ 正しい。
韓国の金大中大統領の太陽政策のもと2000年に平壌で初の南北首脳会談が実現したが、北朝鮮は2006年以降核実験を重ね、対立と接近が繰り返されている。
③「1953年の休戦以来、両国の接触は一度もない」
❌ 誤り。
2000年の首脳会談や離散家族の再会事業など接触は行われており、一度もないという説明は誤りである。
④「南北は1991年に統一された」
❌ 誤り。
南北は統一されておらず、1991年に起きたのは南北の国連同時加盟である。
覚えるポイント
- 朝鮮戦争は1953年休戦のまま(平和条約なし)
- 2000年に初の南北首脳会談(金大中・太陽政策)
- 北朝鮮の核実験は2006年以降
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。