WT8-A08|歴史総合・世界史探究 対策問題
中国の春秋戦国時代に現れた諸子百家のうち、「無為自然」を説いた学派はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
道家
この問題のポイント
諸子百家のうち無為自然を説いた道家を問う。4学派のキーワード対応を覚えていれば確実に得点できる基本問題。
解説
前提として、周の権威が衰えた春秋戦国時代(前770〜前221年)には、乱世を生き抜く思想を説く諸子百家が現れた。
道家は老子・荘子を代表とし、人為的な道徳や制度をわざとらしいものとして退け、宇宙の根源である道に従って自然のままに生きる「無為自然」を説いた。
他学派との対比が重要である。
- 儒家(孔子・孟子・荀子)は仁と礼による統治
- 法家(商鞅・韓非)は法と刑罰による統治で、秦が採用
- 墨家(墨子)は無差別の愛(兼愛)と侵略戦争の否定(非攻)
漢の武帝の時代に儒学が官学とされ、以後の中国の正統思想となっていく流れまでが一続きの物語である。
ひっかけポイント
学派と主張の組合せ入れ替えが定番。特に法家(秦が採用)と儒家(漢代に官学化)の採用王朝の対応まで混同しないこと。
選択肢の確認
①「儒家」
❌ 誤り。
儒家は孔子・孟子が説いた学派で、仁と礼による統治を重んじた。
②「法家」
❌ 誤り。
法家は商鞅・韓非に代表され、法と刑罰による統治を説いて秦に採用された。
③「墨家」
❌ 誤り。
墨家は墨子が説いた学派で、無差別の愛である兼愛と、戦争を否定する非攻を主張した。
④「道家」
✅ 正しい。
老子・荘子を代表とする道家は、人為的な道徳や制度を退け、宇宙の根源である道に従う無為自然を説いた。
覚えるポイント
- 道家=老子・荘子、無為自然
- 儒家=仁と礼、法家=法治で秦が採用
- 墨家=兼愛・非攻
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。