WT9-E06|歴史総合・世界史探究 対策問題
マルクスとエンゲルスが1848年に発表した文書はどれか。
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正解: 1
正解
『共産党宣言』
この問題のポイント
1848年の『共産党宣言』を問う。マルクスとエンゲルスの共著という基本と、二月革命と同年という同時代性が核心。
解説
前提として、産業革命が進んだ19世紀前半のヨーロッパでは、労働者の貧困と長時間労働が深刻化し、資本主義そのものを問い直す社会主義思想が生まれていた。
マルクスとエンゲルスは1848年、『共産党宣言』を発表した。歴史を階級闘争の歴史ととらえ、資本主義はやがて労働者(プロレタリア)の革命で倒されると論じ、「万国のプロレタリア、団結せよ」と呼びかけた。
発表の1848年は、フランスの二月革命とそれに連鎖した「諸国民の春」の年であり、この同時代性が整序問題で狙われる。
マルクスは後に主著『資本論』(1867年〜)で理論を体系化した。その思想は第1インターナショナル(1864年)などの労働運動、そして20世紀のロシア革命へとつながり、世界史を大きく動かした。
ひっかけポイント
『国富論』(アダム・スミス・1776年)、『社会契約論』(ルソー・1762年)、『種の起源』(ダーウィン・1859年)との書名・著者の入れ替えが定番。
選択肢の確認
①「『共産党宣言』」
✅ 正しい。
マルクスとエンゲルスが1848年に発表し、歴史を階級闘争として捉えて資本主義の打倒を呼びかけた。同年の二月革命や諸国民の春と同時代である点も要点である。
②「『国富論』」
❌ 誤り。
『国富論』はアダム・スミスが1776年に著した経済学の古典である。
③「『社会契約論』」
❌ 誤り。
『社会契約論』はルソーが1762年に著し、人民主権を説いた著作である。
④「『種の起源』」
❌ 誤り。
『種の起源』はダーウィンが1859年に発表した進化論の著作である。
覚えるポイント
- 共産党宣言は1848年、マルクスとエンゲルス
- 二月革命・諸国民の春と同年
- 資本論は1867年から刊行
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。