WT9-K14|歴史総合・世界史探究 対策問題
20世紀の大衆文化について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
映画・ラジオ・レコードが国境を越える大衆文化を生み、政治宣伝にも利用された
この問題のポイント
20世紀の大衆文化を問う。映画・ラジオ・レコードが国境を越える文化を生み、同時に政治宣伝の道具にもなった両面が核心。
解説
前提として、20世紀初頭、都市化と教育の普及、労働時間の短縮により、一般大衆が文化の担い手となる大衆社会が到来した。
新しいメディアが大衆文化を生んだ。
- 映画:ハリウッドが世界の娯楽の中心となり、チャップリンが国境を越えた人気を得た
- ラジオ:1920年代から各国で放送開始、家庭に情報と娯楽を届けた
- レコード:ジャズが世界的に流行した
特に1920年代のアメリカで大衆消費社会と一体となって開花した。
同時に、これらのメディアは政治の道具にもなった。ナチス・ドイツはラジオと映画を宣伝(プロパガンダ)に駆使し、大衆動員に利用した。チャップリンの『独裁者』はこれへの抵抗の象徴である。大衆文化の誕生(1920年代)と政治利用(1930年代)の表裏が、歴史総合と共通の核心テーマである。
ひっかけポイント
大衆文化の開花(1920年代)とその政治利用(1930年代のナチスなど)はセットで問われる。文化は貴族だけのもの、政治と無関係という選択肢はどちらも誤り。
選択肢の確認
①「文化は一部の貴族だけのものであり続けた」
❌ 誤り。
20世紀の文化はラジオや映画を通じて大衆が担い手となっており、一部の貴族だけのものではなくなった。
②「映画は21世紀に発明された」
❌ 誤り。
映画は19世紀末に登場し20世紀前半に大衆娯楽として広まっており、21世紀の発明ではない。
③「大衆文化は政治と無関係だった」
❌ 誤り。
大衆文化はナチスの宣伝やアメリカの文化的影響力のように政治と深く結び付いていた。
④「映画・ラジオ・レコードが国境を越える大衆文化を生み、政治宣伝にも利用された」
✅ 正しい。
20世紀には映画・ラジオ・レコードが国境を越える大衆文化を生んだ。同時にこれらのメディアはナチスの宣伝のように政治の道具にもなった。
覚えるポイント
- 映画・ラジオ・レコードが20世紀の大衆文化を生む
- 1920年代アメリカで大衆消費社会と共に開花
- ナチスはメディアを宣伝に利用(チャップリン独裁者は抵抗)
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。