WT9-K15|歴史総合・世界史探究 対策問題
イスラームの信仰実践「五行」に含まれるものとして正しいものはどれか。
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正解: 3
正解
メッカへの巡礼
この問題のポイント
イスラームの五行を問う。信仰告白・礼拝・喜捨・断食・巡礼の5つの義務を覚えていれば、巡礼を含む選択肢を選べる。
解説
前提として、イスラームではムスリムが果たすべき基本的な信仰実践が五行として定められている。
- 信仰告白:アッラーのほかに神はなし、ムハンマドは神の使徒と唱える
- 礼拝:1日5回、聖地メッカの方角に向かって祈る
- 喜捨:財産の一部を貧者へ施す
- 断食:ラマダーン月の日中、飲食を断つ
- 巡礼:一生に一度はメッカへ巡礼する(ハッジ)
マンサ・ムーサのメッカ巡礼のように、巡礼は交易や文化交流も生んだ。
一方、イスラームは偶像崇拝を厳格に禁止するため、偶像への礼拝は正反対の誤りである。モスクに神像はなく、アラベスク文様やアラビア書道が発達した。カーストはヒンドゥー社会、洗礼はキリスト教の実践であり、いずれも無関係である。
ひっかけポイント
偶像への礼拝は五行に含まれるどころか厳禁であり、最も強いひっかけ。洗礼(キリスト教)・カースト(ヒンドゥー)と宗教実践の所属を混同しない。
選択肢の確認
①「カースト義務の遵守」
❌ 誤り。
カーストはヒンドゥー教と結び付いたインドの社会制度であり、イスラームの五行とは無関係である。
②「洗礼」
❌ 誤り。
洗礼はキリスト教の入信儀式であり、イスラームの五行には含まれない。
③「メッカへの巡礼」
✅ 正しい。
五行は信仰告白・礼拝・喜捨・断食・巡礼の5つで、一生に一度のメッカ巡礼はその一つである。
④「偶像への礼拝」
❌ 誤り。
イスラームは偶像崇拝を厳しく禁じており、偶像への礼拝が義務に含まれることはない。
覚えるポイント
- 五行=信仰告白・礼拝・喜捨・断食・巡礼
- 巡礼(ハッジ)は一生に一度のメッカ巡礼
- 偶像崇拝の禁止→アラベスクと書道が発達
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。