WT9-S26|歴史総合・世界史探究 対策問題
帝国主義期の列強とその植民地の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
フランス・インドシナ
この問題のポイント
帝国主義期の宗主国と植民地の対応を問う。フランス領インドシナという正しい組合せを、他の対応の誤りから消去でも選べる。
解説
前提として、19世紀末の帝国主義の時代、アジア・アフリカのほぼ全域が列強により分割された。宗主国と植民地の対応は地図問題の最重要基本である。
正解はフランス領インドシナである。フランスは清仏戦争(1884〜85年)でベトナムへの宗主権を清に放棄させ、ベトナム・カンボジア、のちラオスを合わせてフランス領インドシナ連邦を成立させた。
他の組合せは誤りである。
- フィリピン:スペイン領から、米西戦争(1898年)を経てアメリカ領へ
- インド:イギリスが直接統治(インド帝国・1877年〜)
- ブラジル:植民地時代の宗主国はポルトガル
独立後の公用語の分布(インドシナの旧仏語圏、フィリピンの英語、ブラジルのポルトガル語)が対応の記憶を助ける。宗主国の言語・法制度は現在まで影響を残している。
ひっかけポイント
フィリピン=スペインからアメリカへという宗主国の交代(1898年米西戦争)が特に狙われる。現在の公用語から逆算すると対応を思い出しやすい。
選択肢の確認
①「フランス・インドシナ」
✅ 正しい。
フランス領インドシナはベトナム・ラオス・カンボジアからなるフランスの植民地であり、組合せとして正しい。
②「イギリス・フィリピン」
❌ 誤り。
フィリピンはスペインの植民地から米西戦争を経てアメリカ領となった地域であり、イギリス領ではない。
③「ドイツ・インド」
❌ 誤り。
インドはイギリスの植民地であり、ドイツはアフリカや太平洋の島々に植民地を持った。
④「オランダ・ブラジル」
❌ 誤り。
ブラジルはポルトガルの植民地であり、オランダはインドネシア(オランダ領東インド)を支配した。
覚えるポイント
- フランス領インドシナ=ベトナム・ラオス・カンボジア
- フィリピンは米西戦争(1898年)でアメリカ領に
- インド=イギリス、ブラジル=ポルトガル
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。