JT2-C01歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(1) 近世への転換と歴史的環境

石高制が近世社会で果たした役割として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

土地の生産力を米の量で統一的に表し、大名の知行や軍役の基準となった

背景・因果

石高制は田畑・屋敷地の生産力を米の量(石高)で表す仕組みで、大名には石高に応じた軍役が、百姓には石高を基準に年貢が課された。「加賀百万石」のような大名の規模の表現もこれによる。

覚えるポイント

中世の貫高制(銭建て)から石高制(米建て)への転換として問われる。石高=実収穫量ではなく基準値である点も注意。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「土地の広さを貨幣額で表す制度である」
石は土地面積や貨幣額ではなく、米の体積・収穫量を示す単位である。土地の広さは町・反・畝などで表した。

② ❌ 誤答「商人の資産に課税する制度である」
石高制は土地生産力と大名・農民支配の基準で、商人の資産への課税制度ではない。商人には運上・冥加などが課された。

③ ❌ 誤答「米の売買価格を固定する制度である」
石高は生産力の公的評価で、米の市場価格を固定する制度ではない。米価は需給や作柄によって変動した。

④ ✅ 正解「土地の生産力を米の量で統一的に表し、大名の知行や軍役の基準となった」
石高制は田畑の生産力を米の収穫量である石高に換算し、大名の領知高や将軍への軍役負担を統一的に示した。太閤検地を基礎に近世支配の共通尺度となった。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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