JT2-C02歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(1) 近世への転換と歴史的環境

豊臣秀吉が大名間の私闘を禁じた政策と、その運用例の組合せとして最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

惣無事令 ― 違反を理由に島津氏や北条氏を攻めた

背景・因果

秀吉は惣無事令で大名間の私戦を禁じ、天皇から任された政権として紛争裁定権を握った。従わない島津氏(九州平定)や北条氏(小田原攻め)への攻撃は、この違反を名目とした。

覚えるポイント

「戦国の自力救済を上から禁じる」という論理は、喧嘩両成敗の全国版。統一の正当化の仕組みとして問われる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「楽市令 ― 大名の参勤交代を義務づけた」
楽市令は座の特権や市場税を廃して商工業を活性化する政策である。参勤交代を制度化したのは江戸幕府の1635年武家諸法度である。

② ❌ 誤答「海賊取締令 ― 農民の帯刀を認めた」
海賊取締令は海上勢力による略奪を禁じ、海域を統制する政策だった。農民の帯刀を認めるのではなく、刀狩令が武器所持を制限した。

③ ✅ 正解「惣無事令 ― 違反を理由に島津氏や北条氏を攻めた」
秀吉は惣無事令で大名間の私戦を禁じ、命令違反を口実に島津氏を征討し、北条氏を小田原攻めで滅ぼした。全国統一を進める平和令として機能した。

④ ❌ 誤答「刀狩令 ― 大名の城をすべて破却した」
刀狩令は農民から武器を没収して兵農分離を進めた法令で、すべての大名城郭を破却する命令ではない。支城破却は1615年の一国一城令と対応する。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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